ぱんぴーの備忘録

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「頭ン中だけで完結するのは勿体無い」と思ったsomethingをネットの海に沈めるブログ

以前行った小料理屋

某県に住んでいた頃、自宅の近所を散歩中、小料理屋を見つけた。

発見から何日か経って、夕食時に行くことにした。

 

 

まず、看板が読めん。

平仮名である事は分かる。分かるんだよ。

パッと見「***げん」としか読めん。

店名の「***ばし」と読むにはクセがすごい。

(特に理由はありませんが伏せてます)

 

そして入店。

カウンター10数席、テーブル席なし、老舗感のあるいい雰囲気じゃないか。

その時の店員さんはナイスミドルな店主一人、「何食べようかなあ」なんて考えながら席に案内される。

メニューが達筆で読めん。

しかも、食材(主に魚介類)毎にまとめている為、なかなかの玄人仕様。

刺身毎、天ぷら毎にまとめてもいいんじゃない?店主。

 

まずは絶対ありそうなビールを注文。待つ間にメニューの解読に挑戦。

その日は冬場だったので牡蠣、あとは達筆を解読できたイカ下足の天ぷら、稲庭うどんを注文。

牡蠣が来る。

身自体はミドルサイズながら透明の器にごろごろと景気よく何個も入り、よく冷えたポン酢と大量の大根おろしが乗っていて食欲をそそる。

勿論美味い。

下足天も美味い。

誰が言ったか「魚介は塩、野菜は天つゆ」という天ぷらの食べ方、一度はやってみて損は無い。

 

そうこう舌鼓を打っていると、ふと稲庭うどんの調理風景が目に入る。

大雑把に麺を鷲掴み茹でる様、男の料理って感じで良い。

いや待て、嗚呼、飲み屋だから、そうだよね一人前で出てこないよね、だからその量茹でてるんだよね、店主。

麺の前につゆと薬味が到着。

大量の万能ねぎに一目惚れ。生まれて初めてかもしれない、刻まれたねぎだけを箸で食べようと思ったのは。

そして麺到着。食べる。

当然美味い。結局スムーズに完食。

 

 

たまには身の丈気にせず、入り難いお店に食べに行くのもオツなもんだなあ。

 と、思いましたとさ。